ガンダムの世界に登場するニュータイプ!オールドタイプとの違いは?

ガンダム世界を語る上で欠かせないものに、ニュータイプ、オールドタイプという表現があります。

また、ファーストガンダムの世界では、ニュータイプ、オールドタイプが浸透しているわけではありません。戦争について詳しい人物であったり、もしくは、戦争に干渉することが多い人物は、ニュータイプの存在を把握、もしくは研究しているという話で、ニュータイプ、オールドタイプの使い分けが成されているだけです。

オールドタイプとは、古い歴史の中に存在した地球人のことで、言い方を悪くすると特殊能力を有さない人物のことです。ニュータイプとは、オールドタイプがさらに進化した人物であり、宇宙の意志を理解する、感じることができる能力者という扱いで、ガンダム世界の話が進んでいくことが多いです。

補足となりますが、ニュータイプは必ずオールドタイプより優れているとは限りません。というのも、宇宙の意志という莫大なものに触れてしまうからで、戦争以外のシーンでは、それほど活躍しているシーンが無かったりします。

その他の違いでは、オールドタイプよりニュータイプのほうが、プレッシャーが強いという設定が存在します。ファーストガンダムでも、シャア・アズナブルがアムロ・レイに対して、プレッシャーを感じているシーンがありますし、これにより動作が鈍くなり倒されてしまう場面も存在するのです。

ニュータイプという存在そのものについですが、リアルではシックスセンスが開放されている人物に等しいです。人間の脳は、すべての脳力が機能しているわけではなく、シックスセンス以外を動作させて成立しているため、シックスセンスを必要としていない人のほうが多くいます。

ですが、ガンダム作品では宇宙で暮らす人間が出てきたことで、普通ではありえない進化を遂げるようになっていくのです。ファーストガンダムでも、中盤からニュータイプという言葉は良く出てきますし、地球連邦軍だけでなく、ジオン軍でも研究が進められるようになっていくのです。

これは、ファーストガンダムのみの設定ではなく、Ζガンダムにも多くのニュータイプが出てきます。

ニュータイプは感性が高いため、敵意を速やかに察するという力も高いため、戦闘以外のシーンでは、自分を嫌っている人物を嫌悪するシーン、独特な空間にいることを拒絶するシーンも出てきます。ガンダム世界では、ニュータイプを戦争の道具として判断する人物、宇宙の意志という重要な情報をキャッチする人物のように、色々な考えが錯綜する中で話が進んでいくのです。

その他の特徴としては、ニュータイプのほとんどが悲劇の主人公となっているケースが目立ちます。典型的な例では、地球連邦軍のニュータイプであるアムロ・レイが該当するでしょう。

アムロ・レイは、戦いたくて戦争に参加しているわけではなく、成り行きで戦争に参加させられているだけです。時に暴力を受けて、戦いに参加するよう命じられることもあるのですが、抵抗も虚しく、アムロ・レイは戦争に参加していく頻度が高まっていきます。

それほど、ニュータイプ能力は絶大で戦局を大きく変える力があるのです。そして、やがては地球連邦軍に監視されながらの生活を求められ、アムロ・レイは常人とは別の人生を歩むようになっていきます。